2017年05月23日
近所の人や故人の知り合い抜きで家族や身内だけで葬式をあげることを密葬と言います。費用を抑えられたり、大人数が苦手という人に向いていて大きな会場を抑える必要もありません。身内だけで行うということなので思い出が語り合いやすく故人とお別れの時まで心の中で集中しやすいです。
小規模の葬式を行う場合、後日故人の知り合いが何故呼んでくれなかったと誤解する事があるので、その時のために適切な説明を考えておく必要があります。なお、亡くなった事が分からず家に故人の客として訪ねてくる場合もある為、落ち着いて亡くなったことを伝えなければなりません。
密葬でもお坊さんを呼ぶ事ができ通常の葬式のようにお経をあげてくれます。昔よりも時代が進むごとに身内だけで葬式をあげる方法が浸透してきています。理由として公にしたり相手に気を遣わせたくないという日本人らしい心遣いから来ています。
参列する人の数が違うだけで葬式の内容は同じです。葬式会場がこじんまりしていると感じる事がありますが、落ち着きながら式に集中しやすいです。香典を受け取ったり受け渡したりという煩わしさからも解放されます。小さな子供がいる場合、泣き声が周りに迷惑じゃないかと感じ取ることもなく、周りの目を気にせずに参列することも可能です。